枚方歴史街道に沿って建つ家を一部リノベーションし、
アートギャラリーとアトリエを設けました。
もともと板金加工が家業であったオーナーの製作による銅板製格子で、
街道に面したバルコニーの目隠しとし、
その素材と伝統形式の継承により
街道に近しい存在とする一方、
その稀有で大きな銅板面により、
地域の道標的存在となる外観を目指しました。
街道から入ると一変して真白いギャラリー空間が現れ、
大きなガラス開口により街に開いています。
また、その奥には中庭があり、
隣地から区画した半内部空間の作業場とし、
本来のソトの様相を異なるカタチで表現しています。
hirakata/OSAKA 2022
撮影 今西浩文